くらしのマーケットの手数料を事業者視点で暴露!料金の仕組みから計算まで調査

【まず確認】くらしのマーケットの手数料は誰が払う?利用者と出店者の違いを最初に確認

要点

くらしのマーケットの手数料って、結局どっちが払うのか。ここが一番気になるところでしょう。

答えはシンプルで、利用者は手数料がかかりません。エアコンクリーニングでも引越しでも、支払うのはサービス料金だけです。会員登録料も利用料も無料なので、予約や比較にお金がかかることはありません

手数料を負担するのは出店者側です。予約が成立した金額(税込)の20%を、税抜で算出した額が予約手数料になります。

たとえば税込11,000円のサービスなら、その20%にあたる2,200円(税抜)が手数料です。

ただし20%が2,000円を下回る場合は、1件につき一律2,000円(税抜)が最低ラインとして適用されます。

20%が2,000円に届くのは税込10,000円以上の予約なので、それ未満のサービスを扱う店舗はこの最低手数料に該当しやすくなります

追加料金が出た場合も注意が必要です。手数料の対象は予約時の金額ではなく、追加分を含めた実際のお会計金額(税込)で計算されます。

条件を確認してから申し込みに進みましょう。

利用者の見積もり金額に手数料が上乗せされることはある?

利用者の見積もり金額に手数料が上乗せされることはある?

掲載料金と実際の請求額が違ったらどうしよう——そんな心配をしている方もいるかもしれません。しかし、利用者がくらしのマーケットに対して費用を請求されることはありません。掲載料金は税込で、作業料金と出張料金が含まれています。

オンラインカード決済の場合、予約時にいったん与信枠が確保されますが、この時点ではまだ請求は確定していません。作業が終わってから店舗が実際の請求額を入力し、決済が完了します。予約時と同額以下であれば、確保済みの枠内で処理されるだけです。

追加料金が発生するケースもゼロではありませんが、その場合は店舗から事前に説明があります。料金に不安があれば、予約前にメッセージ機能で店舗へ直接確認できます

見積もり後に手数料や料金が変わることはある?

見積もり段階では安かったのに、あとから金額が変わるのでは——こうした不安は自然です。くらしのマーケットの指定見積カテゴリでは、利用者と合意して作業日が確定すると、そこから見積金額の変更はできません。作業日が決まる前なら変更可能ですが、確定後はロックされます。

また、各カテゴリの共通作業と出張費は掲載料金に含める決まりがあり、共通作業への追加請求や、繁忙期・土日祝日を理由にした上乗せも原則認められていません。

もし予約後に追加料金の可能性がありそうなら、メッセージ機能でやりとりの記録を残しておくのがおすすめです。オンラインカード決済では、作業後に請求額が予約時より高くなった場合、新しい金額で再度決済が行われます。

請求額に納得がいかないときは、利用者向けFAQで対応の流れが案内されています。

利用者が別途手数料を請求されたらどうする?

出店者の手数料は利用者に転嫁されない——これがくらしのマーケットの基本ルールです。

にもかかわらず「手数料」名目で別途請求された場合、それはくらしのマーケットのルールに反する対応にあたります

まずは店舗に直接「掲載料金と違う」と伝えてください。それでも解決しなければ、店舗名・サービス名・追加料金の内容をまとめたうえでくらしのマーケットへ問い合わせます。

利用規約では、利用者の同意なく追加料金を決済した出店者はアカウント停止や資格取消の対象になると定められています。

また、くらしのマーケットを介さない直接取引や金銭のやりとりを求められた場合も規約違反です。勧誘を受けたらその場で断り、7日以内に運営へ報告する必要があります。やりとりはメッセージ機能に残しておくのが鉄則です。

当事者間で話がまとまらないときは、消費者ホットライン188へ相談すると、

最寄りの消費生活センターを案内してもらえます。

【早見表つき】くらしのマーケットの手数料はいくら?事業者視点の単価別手取り早見表

要点

カード決済や後払いでは手数料が差し引かれてから入金されますが、現金払いでは当日そのまま代金を受け取れます。どちらの場合でも手数料は同じ20%です。

自分の単価帯でいくら引かれるのか、下の表で確認してみてください

スクロールできます
予約金額(税込)手数料額(税抜・20%)手数料額(税込)手取りの目安
5,000円2,000円(最低額適用)2,200円2,800円
10,000円2,000円2,200円7,800円
15,000円3,000円3,300円11,700円
20,000円4,000円4,400円15,600円
30,000円6,000円6,600円23,400円
50,000円10,000円11,000円39,000円

手取りは「予約金額 − 手数料(税込)」で計算した概算です。材料費や交通費などの原価は含んでいません。

5,000円の案件では手数料が2,200円(税込)かかり、手取りは2,800円まで下がります。一方、30,000円なら手取り23,400円で、手数料は税抜20%に消費税を加えた税込でおよそ22%にあたり、1万円以上ならこの比率がほぼ一定です

最新の手数料率と計算例はくらしのマーケット公式FAQで確認できます。追加料金が出た場合は、追加分を含めたお会計金額が手数料の計算対象になります。

表の金額は、追加料金が出る前の予約時点で計算したものです。

予約金額の20%が手数料で1万円未満は一律2,000円

手数料の計算はどうやるのか。式はシンプルです。

予約成立金額(税込)× 20% = 手数料(税抜)

ただし、この計算結果が2,000円を下回る場合は一律2,000円(税抜)になります。境目はちょうど予約金額1万円です。

  • 1万円未満の予約 → 手数料は一律2,000円(税抜)。7,000円の案件なら、20%は1,400円ですが最低額の2,000円が適用されます
  • 1万円以上の予約 → 20%がそのまま手数料。15,000円なら3,000円(税抜)です

実際の請求では、この手数料に消費税10%が加算されます。たとえば手数料2,000円(税抜)なら、請求額は2,200円です。

追加料金が発生した場合は、予約時の金額ではなく追加分を合わせたお会計金額(税込)に対して20%が計算されます。キャンセル料が発生したケースでも手数料はかかりますが、キャンセル料率が100%未満のときは最低額2,000円の適用はありません

手数料にかかる消費税は二重請求ではない

手数料にかかる消費税は二重請求ではない

作業料金に消費税がかかって、さらに手数料にも消費税がかかる——これは二重取りではないのか。二重請求にはあたりません。

作業料金の消費税は利用者が負担するもの、手数料の消費税は出店者が負担するもの。そもそも負担する人が違います。手数料はくらしのマーケットが提供するサービスへの対価であり、作業料金とは別の取引にあたるからです。

手数料の請求書はインボイス制度に対応しています。課税仕入れとして仕入税額控除の対象になり得ますが、適用には帳簿や適格請求書の保存などの要件があります。

確定申告のときに使えるよう、請求書画面はダウンロードして手元に残しておいてください。

手数料20%は高い?結局いくら損か集客コストで考える

集客手段別の費用と手数料のかかり方を比べる

無料で出店できるなら、手数料20%ってちょっと高くないか?」という疑問は自然です。ただ、その20%がどういう性質のお金なのか、他の集客にかかるコストと並べてみると印象が変わるかもしれません。

集客のやり方は、大きく「先にお金を払うタイプ」と「成果が出てから払うタイプ」に分かれます。Google広告やLINEヤフー広告のクリック課金は、お客さんが来なくても予算を消化するリスクがあります。チラシや郵送物なら、印刷・送付の枚数に応じて依頼前から費用が発生します。

受注できなかった月でも、先払いした分は戻ってきません。

くらしのマーケットは初期費用ゼロ・月額料金ゼロの完全成功報酬型です。予約が成立したときに初めて手数料が発生するので、仕事を取れなかった月はコスト負担もゼロになります。

比べるときに意識したいのは、費用の「発生タイミング」と「リスクの向き」でしょう。

集客手段費用が発生するタイミング受注できなかった月の負担
Google広告・ヤフー広告クリックのたびに発生広告費はかかり続ける
チラシ・郵送制作・送付時点で発生発注すれば確定
Google ビジネスプロフィール無料(設定・更新の手間のみ)ゼロ
くらしのマーケット予約成立時のみ発生ゼロ

ただし「くらしのマーケットが絶対お得」とは言えません。単価が高く成約率も安定しているなら、広告のほうがトータルコストを抑えられるケースもあります。

また、チラシ等のコストは補助金制度で一部賄える場合があり、販路開拓を支援する小規模事業者持続化補助金では広報費・ウェブ関連費を経費計上できます。

どれが合うかは、業種・単価・成約率・地域によって変わってきます。

要点

実際の金額で見ると、手数料の感じ方が少し変わってくるはずです。手数料の計算式は、税込みの予約金額に20%(税抜)を掛けた金額です。

20%の計算結果が2,000円を下回るときは最低2,000円(税抜)に切り上げられます(くらしのマーケット公式FAQ)。

単価15,000円・月10件の場合を、公式FAQの計算ルールに沿って計算してみます

  • 月売上合計:15,000円 × 10件 = 150,000円
  • 手数料:3,000円(税抜)× 10件 = 30,000円(税抜)、請求ベース33,000円
  • 手取り目安:約117,000円

対して単価7,000円・月10件になると最低手数料が適用されます。7,000円の20%は1,400円で2,000円を下回るため、1件あたり2,000円(税抜)が最低額として適用されます。

  • 月売上合計:7,000円 × 10件 = 70,000円
  • 手数料:2,000円(税抜)× 10件 = 20,000円(税抜)、請求ベース22,000円
  • 手取り目安:約48,000円

単価7,000円の場合、手数料の実質負担率は約28%になります。低単価の仕事が多いなら、単純に「20%」とは受け取れない点に注意が必要です。

自分の件数で試算するときは、1件ごとに「最終会計金額(税込)× 20%」を計算し、2,000円未満なら2,000円に置き換えて件数分を合計します。実際の請求額は消費税が加わるため、税抜手数料に1.1をかけた額になります。

なお、カード決済・後払い決済では手数料が差し引かれた金額が口座に入金され、現金払いでは作業日当日に直接集金する流れです。

ミツモアなど他サービスと手数料を比べてどちらが安い?

ミツモアなど他サービスと手数料を比べてどちらが安い?

他のサービスと比べてみると、料率そのものより「いつ・誰に課金されるか」の仕組みの違いのほうが目立ちます。

くらしのマーケットが出店者に請求するのは20%(公式FAQ)、これは予約成立時に出店者が負担するものです。

ミツモアには課金の仕方が2つあります。自動応募対象の依頼は成約手数料8〜35%(税込8.8〜38.5%)、対象外の依頼は見積もり送信のたびに150円〜(税込165円〜)の応募課金が適用されます(ミツモア事業者向け料金ページ)。

成約できなくても見積もりを送っただけで費用が出るケースがある点は、くらしのマーケットとは違います。

ココナラは購入者側に5.5%がかかり(ココナラ手数料ガイド)、クラウドワークスはワーカーの報酬に段階制のシステム利用料が差し引かれます(クラウドワークス利用料ガイド)。

こうした違いがあるため、数字だけを並べても「どちらが安い」とは言いきれません。

比べるときに見ておきたいのは、次のポイントです。

  • 固定費(月額・初期費用)の有無
  • 費用が出るのは応募時か成約時か
  • 最低手数料の有無と金額
  • サービスジャンルごとの適用料率
  • 成約率や案件単価との相性

「20%は高い」かどうかの答えは、結局これらをあわせて見た上での話になります。料率だけで安さを判断できない理由は、課金のタイミングと対象者がサービスごとに違うからです。

条件を確認してから申し込みに進みましょう。

手数料が引かれてから支払うまでの流れ

手数料が発生するのは予約を受けるボタンを押した時

予約リクエストが届いただけでは、手数料はまだ発生しません。発生するのは、出店者が「予約を受ける」または「予約を確定する」ボタンを押して予約が成立した瞬間です。

通常の予約フローでは、顧客からリクエストが届いた後、日程を相談して合意したところで出店者が予約確定ボタンを押します。この操作が完了して初めて予約成立となり、顧客の電話番号や詳細住所がシステム上に表示されます。リクエストが届いた段階ではまだ成立前なので、日程が折り合わず断っても手数料はかかりません。

指定見積カテゴリでは、少し流れが変わります。見積訪問日を登録した時点でも、見積金額を提出した時点でもまだ予約は成立していません。見積金額の提出後、作業日をシステム上で確定した段階が予約成立です。

現地を見てから金額を出す作業でも、くらしのマーケット公式FAQで示されている手数料の発生タイミングは同じ「予約確定操作」になります。

成立後にキャンセルになった場合の扱いも押さえておきましょう。顧客都合のキャンセル、もしくは出店者が前日23:59を過ぎる前にキャンセルを完了させた場合は、手数料は発生しません。一方、作業が完了した翌日以降は取り消し手続きの受け付け自体がなく、手数料の免除対象にもなりません。

手数料の支払い時期は月末締め翌月末払い

「発生した手数料はいつ払うのか」——請求サイクルは月末締め・翌月末払いです。たとえば4月に成立した予約の手数料は、4月末で締めて5月末が支払い期日になります。

請求書は各月の第4営業日に発行されます。2026年7月分以降は郵送をやめて登録メールアドレスへNP掛け払いメールを送る形に切り替わるので、届いたメールから請求内容を確認する流れになります。登録アドレスに間違いがないか、今のうちに確認しておくとスムーズです。

手数料の計算対象は、予約成立時の金額です。追加料金が出た場合は、追加分を含めた最終会計金額を基準に再計算されます。作業後にお会計報告をする際には、追加分の入力が漏れないよう気をつけてください。

オンラインカード決済や後払い決済を使った予約でも、手数料が即日引かれるわけではなく、月末締め・翌月末払いのサイクルで処理されます。くらしのマーケット公式FAQによれば、毎月の月末までに入金が確認できない場合は掲載停止になると明記されています。

著しい遅延や繰り返しの遅延は退店審議につながることもあるので注意が必要です。

条件を確認してから申し込みに進みましょう。

手数料の支払い方法は銀行振込やコンビニ払い

手数料の支払い方法は銀行振込やコンビニ払い

手数料の請求や回収はくらしのマーケットが直接行うのではなく、決済代行を手がける株式会社ネットプロテクションズが担当しています。支払い方法として出店者が選べるのは、銀行振込・コンビニ支払い・口座振替の3つです。

コンビニ支払いは、2026年7月発行分の請求書からメール送付に変わるため、紙の払込書ではなくメール画面から支払う形になります。ただし、30万円を超える請求額にはコンビニ払いを使えません。その場合は銀行振込を選ぶことになりますが、振込手数料は出店者の負担です

口座振替に切り替えたい場合、手続きはくらしのマーケット側では受け付けていません。

NP掛け払い(ネットプロテクションズ)

へ直接問い合わせる必要があります。

手続きの流れは、会員登録→口座振替依頼書の申請・返送→審査→支払い方法の変更という順番で、依頼書を返送してから適用されるまで最短約2か月かかります。出店を始めてすぐに口座振替を希望するなら、早めに手続きを進めておくほうが無難です。

手数料が免除されるのはどんな時?無料で使える条件まとめ!

【無料の条件】前日の夜までのキャンセルは手数料ゼロ

キャンセルが出たとき、手数料はどうなるのか?出店者なら誰でも気になるポイントでしょう。

決め手になるのは「誰がキャンセルしたか」と「いつ処理したか」の2点です。利用者側がキャンセルした場合、手数料はかかりません。出店者側がキャンセルするなら、公式FAQの料金・請求書ページで示されている通り、作業日前日の23:59までに処理を終わらせる必要があります。

「前日23:59まで」というのは、かなりギリギリの時間帯です。作業の翌日に慌てて操作しても免除にはなりませんし、当日の0:00を過ぎた時点でもうアウトです。キャンセルが決まっているなら、前日の夜のうちに処理を終わらせておくのが無難です。

ただし、気をつけたいのはキャンセルの操作です。店舗都合でキャンセルになる場合、お客様が自分でキャンセルボタンを押すとキャンセル料が発生することがあります。店舗側の事情によるキャンセルでは、お客様に操作を頼むのではなく、出店者がシステム上でキャンセル処理を済ませてください。

当日のキャンセルは手数料が免除されない

一方で、手数料が免除されないケースも押さえておきましょう。

出店者が作業日の当日0:00以降にキャンセルした場合、予約手数料と同じ額が請求されます。前日23:59と当日0:00は1分しか違いませんが、システム上では別の扱いです。また、作業が完了した翌日以降はキャンセル処理自体がシステム上でできなくなるため、手数料の免除もありません。

お客様都合の当日キャンセルも要注意です。利用者が作業当日にキャンセルした場合のキャンセル料は予約金額の100%で、この場合も手数料の支払いが必要になります。

お客様側のキャンセルなら必ず免除になるとは限らない点を覚えておいてください。

日程の変更を伴う場合も同じです。当日はシステム上での日時変更ができないため、作業日を取り直すなら前日までに動く必要があります。変更や調整が必要なら、早めにお客様とメッセージでやりとりして、前日23:59の期限を意識して進めてください

キャンペーン条件

キャンセル以外にも、手数料が免除になるケースはあるのか——期間限定のキャンペーンが実施されることがあります。

車検カテゴリについては、出店者向けFAQの料金・請求書ページで「終了のお知らせがあるまで手数料無料」と案内されています。

ただし、こうしたキャンペーンの内容や対象カテゴリは時期によって変わりますので、現在も同じ条件が続いているかは必ず最新の公式情報を確認してください。

最新のキャンペーン情報を確認するには、出店者向けFAQの料金・請求書ページのほか、クーポン・プロモーションページや店舗管理システムが主な確認先です。

店舗管理システムにログインできる状態であれば、まずそちらで案内を見てみるとスムーズです。

クーポンについては、適用条件を満たすとシステムが自動的に割引してくれますが、クーポンの金額や最低利用金額は店舗管理システム上では確認できません。お客様のマイページや利用者向けFAQを案内する必要があるので、問い合わせが来たときのために覚えておきましょう。

キャンセルしたら手数料はいくら引かれる?

キャンセルしたら手数料はいくら引かれる?

お客様がキャンセルした場合、手数料がかかるかどうかはキャンセルのタイミングで決まります。作業の何日前かによって料率が変わるので、仕組みを押さえておくとトラブルを防ぎやすくなります。

お客様都合のキャンセル料と手数料は5日前から当日まで

何日前からキャンセル料が発生するの?——そう思っているなら、答えは「4日前から」です。

作業日の5日前まではキャンセル料がかかりません。4日前〜2日前は予約金額の25%、前日は50%、当日は100%と、日が近づくほど料率が上がります。

利用者がキャンセルした場合、この料率でキャンセル料が発生し、出店者が受け取ることになります。

ただし、引越しカテゴリや玄関の鍵開けはこの料率とは別ルールです。引越しは3日前まで無料で、2日前20%・前日30%・当日50%と設定されています。玄関の鍵開けは作業日が確定した後に一律3,000円という特殊な扱いなので、担当するカテゴリを確認しておきましょう。

キャンセル処理が完了していれば、予約手数料そのものは発生しません。手数料がかかるのは、キャンセル料を受け取る場面——つまり4日前以降に利用者都合でキャンセルが起きたときだけです。

キャンセル料を受け取ると手数料も発生する

「キャンセル料をもらっても、手数料はかからないはず」と思っていると、計算が合わなくなります。

受け取ったキャンセル料には、予約手数料と同じ仕組みで手数料がかかります。キャンセル料の金額に対して20%(税抜)が差し引かれるため、手取りはキャンセル料の全額ではありません。たとえば前日キャンセルで予約金額の50%を受け取る場合でも、そのキャンセル料から手数料が引かれる点は覚えておいてください

ひとつ異なるのは最低手数料の扱いです。通常の予約では20%が2,000円を下回ると一律2,000円(税抜)の最低手数料が引かれますが、キャンセル料が100%に満たないケースでは、この最低手数料の対象外になります。

当日キャンセル(100%)の場合は通常通りの計算です。

オンラインカード決済や後払いでは、手数料が差し引かれた後の金額が指定口座に入金されます。一方、現金払いの予約でキャンセル料を回収した場合は、店舗側で申告が必要です。

出店者都合のキャンセルと現金回収時の申告

では出店者側の都合でキャンセルしたとき、手数料はどう扱われるのでしょうか。

出店者がキャンセルするとき、前日の23:59まで処理を終えれば予約手数料はかかりません。一方、当日0:00に入った後のキャンセルでは、予約手数料に相当する金額が請求の対象となります。

前日か当日かの違いは1分ですが、システム上はまったく異なる扱いです。

また、出店者都合のキャンセルが重なると掲載停止などのペナルティ対象になる可能性があります。

予約・キャンセルに関するFAQでは、作業可能な日時を正確にカレンダーへ登録することが推奨されています。

受けられない予約を防ぐのが、キャンセルを減らす一番の近道です。

現金払いの予約でキャンセル料を受け取った場合は、公式のキャンセル料申告フォームからの申告が必要です。この申告を怠ると規約違反と見なされる可能性があるため、現金で回収したらすぐに手続きを済ませてください。

直接取引で手数料を避けたらどうなる?

直接取引で手数料を避けたらどうなる?

手数料を節約したくて直接取引を試みる出店者は少なくありません。でも、くらしのマーケットの規約では「運営を介さない取引」は明確に禁止されており、うっかり違反してしまうこともあります。何が禁止されていて、もし発覚したらどうなるのかを押さえておけば、日々の対応で迷わずに済みます。

【要注意】手数料逃れになる禁止された直接取引

禁止の対象は「手数料逃れ」を意図したものだけではありません。くらしのマーケット利用規約では、サイト上の情報をもとにサービスを通さずに会員同士で取引する行為そのものが禁止されています。

「中抜き取引」と規約で呼ばれるのは、運営を介在させずに直接サービスを提供したり金銭を受け渡したりする行為です。具体的に引っかかりやすいのは次のようなケースです。

  • メッセージで電話番号・メールアドレス・自社サイトURLを伝えたり、開示を求めたりする
  • 問い合わせ後にサイト外で連絡を取り、くらしのマーケット上で予約を成立させないまま作業する
  • 予約成立前に住所などの個人連絡先を交換する

出店者向けFAQでは、これらをまとめて「直接取引につながる行為」としています。「連絡先を教えただけ」「顧客から頼まれた」という場合でも、勧誘に応じた側も違反扱いになります。規約上は、勧誘を受けたら即座に断り、7日以内に運営へ報告する義務が出店者・予約者の双方に課されています。

要点

「発覚したらどうなるの?」と気になる方もいるでしょう。

くらしのマーケットの利用規約では、規約違反に該当すると判断された場合、事前通知なく会員資格の取消・退会措置・サービス利用停止・取引取消などの措置が取られる可能性があると定めています。

公式ガイドラインでも、禁止行為があった場合に掲載停止ペナルティを課すことがあり、改善が見られなければ退店となる場合があると明示されています。

金銭面でも影響があります。利用規約では、中抜き取引の違反に対して取引金額の2倍相当または100万円の高い方を違約金として求められる可能性があります。

また、損害補償制度はくらしのマーケット経由の予約を前提としているため、サイト外の直接取引はこの補償の対象外です。

何かトラブルが起きても運営が間に入れない、という点は出店者・利用者どちらにとっても不利な状況になります。

ランサーズやクラウドワークスなど他のマッチングサービスも同様の規定を設けており、直接取引や外部誘導は会員資格の取消・利用停止の対象です。

手数料トラブルを避ける直接依頼の断り方

お客様から「くらしのマーケット経由じゃなくていい、直接お願いしたい」と言われた経験がある方もいるかもしれません。その気持ちは理解できますが、応じてしまうと規約違反になります。

対応の基本は「公式の取引導線へ戻す」一択です。出店者向けFAQでも、メッセージで直接仕事を依頼された場合は「該当サービスから予約するよう案内する」のが正しい対応とされています。

断り方に迷うなら、くらしのマーケットのメッセージテンプレート機能(100件まで登録可能)で定型文を用意しておくのが手軽です。たとえば「ご依頼ありがとうございます。くらしのマーケット上の予約フォームからお手続きをお願いしております」というシンプルな一文で十分でしょう。

やむを得ず予約・会計ができない状況で作業した場合は、作業完了から7日以内に作業申告フォームで申告しておく必要があります。この申告を怠ると、未申告として規約違反と見なされる可能性があるため、忘れずに対応してください。

勧誘を受けた場合も同様で、その場で断り7日以内に運営へ報告する義務があります。メッセージのやりとりは記録として残るので、対応内容をテキストで残しておくのが確実です。

手数料を経費にする場合の勘定科目

勘定科目は支払手数料が一般的

勘定科目は支払手数料が一般的

くらしのマーケットの予約手数料を帳簿に記録するとき、どの勘定科目を使えばいいのか迷う方は少なくありません。銀行の振込手数料や仲介料など「取引に関して発生するコスト全般」を管理する科目が支払手数料で、プラットフォームの予約手数料もここに入れるのが一般的です。

帳簿への記入は「発生時に借方へ」が基本です。

マネーフォワード クラウド会計の解説では、売掛金150,000円の入金時に振込手数料550円を自社が負担した場合、借方に「普通預金149,450円/支払手数料550円」、

貸方に「売掛金150,000円」と記入する仕訳例が示されています。

予約手数料でも同じ考え方で処理できます。

ただし、支払手数料以外の選び方もあります。売上に直結する報奨金や集客費に近い支出は販売促進費、税理士・弁護士への報酬は支払報酬、行政機関への手数料は租税公課として区別するのが会計上のならわしです。どの科目を選ぶかで損益の見え方が変わるため、毎年同じ科目で統一しておくことが大切です。

消費税の扱いについては、国税庁タックスアンサー(仕入税額控除)を確認してください。

事業者が事業として役務提供を受ける場合は課税仕入れに該当しうる一方、非課税となる例外もあるため、インボイスや請求書の保存と合わせて確認が必要です。

個人事業主や副業の手数料の経費計上の考え方

「くらしのマーケットで副業をしている」「個人事業主として出店している」という場合、手数料が必要経費になるかどうかは所得区分によって変わってきます。

国税庁タックスアンサー(必要経費)では、事業所得・不動産所得・雑所得を計算するとき、総収入金額を得るために直接要した費用や、その年の販売費・

一般管理費その他業務上の費用は必要経費に算入できると定めています。

くらしのマーケットへ支払った予約手数料が「収入を得るために直接かかったコスト」であれば、必要経費として差し引けます。

副業の場合、気をつけたいのは所得区分です。事業として継続的に行っているなら事業所得、そうでなければ雑所得に分類されることがあります。

国税庁の雑所得の説明では、業務に係る雑所得は総収入金額から必要経費を差し引いて計算するとあり、雑所得でも手数料を差し引ける余地があります。

また、個人利用と業務利用が混在するケースでは、業務分だけを必要経費にするための記録が欠かせません。国税庁のルール上、家事関連費は取引記録などで業務上の利用が明確に区分できる金額に限り必要経費となります。

申告が必要かどうかや区分の判断は状況によって異なるため、税理士や所轄税務署に相談しておくのがおすすめです。

手数料のインボイス対応と保管すべき書類

「請求書を保存しておけばいい」とは知っていても、くらしのマーケットの手数料にまつわる書類は複数あります。何を保存すべきか、実務ベースで整理しておきましょう。

消費税の仕入税額控除を受けるには、適格請求書等と帳簿の両方を保存する義務があります。

国税庁タックスアンサー(No.6625)によると、保存期間は受領日の属する課税期間の末日の翌日から2か月を経過した日から7年間で、6・

7年目は帳簿か請求書等のいずれか一方でも構いません。

くらしのマーケットの場合、公式FAQ(請求と手数料)では次のように案内しています。予約手数料の請求書はネットプロテクションズが発行するインボイス対応済みの書類で、Stripe手数料分については「立替金明細書」という別の書類が店舗宛てに届く仕組みです。

なお公式FAQ(請求と手数料)では、2026年7月発行分から請求書の送付方法が郵送からメールへ変わり、NP掛け払いのメールから確認する運用になると案内されています。

書類は画面で確認したら、店舗側でダウンロード・保存する必要があります。

インボイスの登録番号が正規のものかどうかを確かめたい場合は、国税庁の適格請求書発行事業者公表サイトで番号検索できます。控除できるかどうかの個別判断に迷ったら、税理士や所轄の税務署へ問い合わせてみてください。

手数料のよくある質問

要点

手数料の確認・経理・出店資格・改定通知まわりで迷いやすいポイントを、くらしのマーケットの公式FAQと利用規約をもとに整理しました。

手数料の明細はどこで確認できますか?

手数料の明細はどこで確認できますか?

店舗管理システムの「請求明細」から確認できます。 請求書が発行された日(毎月第4営業日)以降に画面へ反映されるので、それより前はまだ表示されません。

表示される金額は消費税を含まない税抜き額です。実際の請求額はそこに消費税を加算した金額になります。有料プランを使っている場合は「有料機能利用料」という項目も一緒に表示されます。

決済方法によって確認できる場所が少し違います。後払い(ATO)を使っている場合は「請求明細」内の「後払いの履歴(ATO)」から、オンラインカード決済(Stripe)を使っている場合は請求情報のページからそれぞれ確認できます。

くらしのマーケット公式FAQ(手数料・請求)では、明細や立替金明細書の画面は出店者自身で保存するよう案内しているため、必要な書類は都度ダウンロードして手元に残しておきましょう。

手数料の領収書はどこから発行できますか?

予約手数料の請求書は、くらしのマーケットではなく決済代行会社の株式会社ネットプロテクションズ(NP掛け払い)が発行・送付します。請求サイクルは月末締め・翌月末払いで、毎月第4営業日が請求書の発行日です。

くらしのマーケット公式FAQ(手数料・請求)によると、2026年7月発行分からは送付方法が郵送からメールに切り替わります。登録メールアドレス宛にNP掛け払いからメールが届き、HTMLメールなら「請求書をダウンロードする」ボタン、テキストメールならメール内のURLからPDFを取得できます。

ダウンロード可能な期間はメール送信日から3か月間です。

請求書を再発行したい場合は、NP掛け払いからのメールに記載された「請求書再発行サービス」のURLから手続きしてください。メール自体が届いていない場合はNP掛け払いFAQの「お問い合わせ」から連絡してください。

お客様への作業代金の領収書は出店者が発行します。くらしのマーケットもNPも発行しないので、内訳を明記した領収書を準備して控えを保管しておきましょう。

個人事業主でも手数料を払って出店できますか?

出店できます。 くらしのマーケット利用規約では、会員登録の対象を「個人及び法人」と明記しており、個人事業主でも出店者として登録できる仕組みです。初期費用・月額料金は無料で、手数料率は個人・法人の区別なく同一条件が適用されます。

ただし、出店には審査があります。18歳以上であること、本人が登録すること、情報を正確に入力すること、反社会的勢力に該当しないことが基本要件です。加えて、提供するサービスに必要な資格・許認可を持っていることを表明・誓約する必要があります。

クリーニングや害虫駆除など、法令上の許可が必要な業種では、資格の有無が審査で重要な確認ポイントになります。

出店の流れは、申込み・本人確認書類の提出・審査・ページ公開という順番です。くらしのマーケット出店LPから申込みでき、出店相談窓口も用意されています。

手数料が変わったらどこで分かりますか?

手数料が変わったらどこで分かりますか?

おもに3つの方法で通知されます。

①店舗管理システムの「お知らせ」: 新機能追加や仕様変更があるとき、くらしのマーケットはまず店舗管理システム内のお知らせで通知します。こまめにチェックしておくと変更を見落としにくくなります。

②登録メールアドレス: 出店者の1つ目の登録メールアドレスには、各種お知らせ・請求書通知などが届きます。メール設定がきちんと届く状態になっているか確認しておきましょう。

③公式FAQ: くらしのマーケット公式FAQ(手数料・請求)に最新の手数料条件が掲載されています。手数料率が変わった場合もここに反映されるため、気になったときにすぐ見られます。

くらしのマーケット利用規約では、会員に著しく不利益を及ぼす変更の場合は事前にサイト上で通知・公表すると定めており、規約改定時も効力発生日前に変更内容を周知することになっています。改定履歴は利用規約の末尾で確認できます。